ドロップボールは変化球の中でも投げ方が比較的簡単で覚えやすく、球数を減らしたい場面や決め球、打ち取りたい時にも使える万能な変化球です。ドロップボールを使えるようになればピッチングの幅が広がり打者を翻弄することができます。この記事ではドロップボールの投げ方のコツや有効に使うタイミング、ポイントなどを詳しく書いているのでこれを読んであなたもドロップボールを投げれるピッチャーになりましょう!
ソフトボール初心者の変化球はドロップ一択!
打席でどんな変化をする?
ドロップボールはバッターの手元で落ちる変化球です。
打席に立つと分かりますが、来るとわかっていても手元で大きく落ちるので空振りを誘いやすい球種になります。
ストレートにより強いトップスピンをかけることで、球にブレーキがかかり落ちる。綺麗にスピンかかれば鋭角に落ちる為、綺麗に打ち返すのが難しい。投手には、上げる球を得意とするライズ系と、落とす球を使って打たせて取るドロップ系の投手に分かれています。他にも緩急をつける投球を得意とする投手もいますが、基本的にソフトボールのピッチャーの種類はこの二択と考えていいでしょう。自分がどちらの投手に属するのか、しっかり把握することで打者の攻略法を明確にできるので自身の研究をしっかり行いましょう!
ドロップボールを投げる時のコツ
手首のスナップはしならせる!ストレートよりスピンを強くかけないとならないのでリリースポイントで手首をしならせます。ボールの上を滑らせるように指先を引っ掛けて下に押し込む。投げおわりは手首をしならせて、キャッチャーのグラブに指先を向けるとコントロールをつけやすいです。
右ピッチャーならドアノブを左に、左ピッチャーならドアノブを右に回すイメージで、そのまま地面に叩きつけるようなイメージで投げると上手くいきます。
肘が硬いとぎこちなくなるので肘は柔らかく、しなやかに手首を振る!ウィンドミルは基本的に遠心力で投げますから力は加えず遠心力を上手く利用しましょう。
ドロップボールはどんな変化球?
ドロップボールの握り方
- 写真(実際に使っていた方)ツーシーム(手がでかい人向け
- 写真
握りや投げ方は人によりますが投げやすい投げ方で大丈夫です。手が大きい人はツーシームで投げるとより変化をかけやすくなりますよ。ツーシームは不安定な握りかもしれませんが、慣れてくると繊細に指先を使えるようになるのでボールを離す感覚までしっかり覚えることができるので、ドロップボールだけでなく、他の変化球でも指先を意識して投げられるよになります。
ドロップボールのリリースポイント
ドロップのリリースポイントの位置は、ストレートを投げる時のリリースより手前でボールを離すします。体でしっかり壁を作り、普段より少し高めのリリースポイントで投げる。ドロップボールは万能なので低めに膝下ギリギリにしっかり投げ込めれば長打も回避できます。リリースポイントがストレートと同じになってしまうとボールが高めに浮いてしまうので注意しましょう。
なぜドロップボールなのか
急速に注目!
ドロップボールは手元で変化するため、ストレートの軌道から球が急に視界から消えるように見えます。その為、球速の体感速度が速く感じます。膝下にコントロールできれば更に打者の空振りを誘うことができます。
落差がある程バッターは打ちづらい!
見せ球と決め球を投げ分ける。
決め球でドロップを投げるなら、ストライクゾーンの幅と高さを活用します。落差をコントロールできる投手なら、見せ球で小さい落差を見せてから、ストレートで左右に揺さぶり、決め球でさらに大きく落差をつける、など。
外角に速い球を見せて、内閣で詰まらせたり。この配球はストレートだけでも活用できます。また、ドロップボールを見せてから高めのストレートで釣る投げ方も三振を取れるのでやってみましょう!
ドロップボールで打ち取るために
打たせてとるピッチング
ドロップボールは制球力を身につければ万能な球種です。配球次第で三振、凡打などで打ち取ることができます。ドロップは基本的に下に落ちる球種なので打ちづらいのは確かですが、中心寄りに入ってしまえば打たれてしまうので注意しましょう。
打者の中でも、外角を得意とするバッター、内角を得意とするバッターに分かれています。内角を得意とする選手には注意が必要ですが、外角を得意とする打者に対しては打球を詰まらせ確実に打ち取れるようにすれば、試合運びが楽になり自分の疲労も回避できます。また、打たせて取る時の守備は野手に頼りましょう。
バッターの膝下の内角を攻める
膝下外角はどのバッターも、1番打ちづらい球です。ストレートでズドンと重い球を投げても良し、ドロップで消える球を投げても良しなところです。自分の一番調子のいい球を投げ込み凡打、または三振を狙いましょう。
ライズボール、または高めのストレートをインコースに投げ込みのけぞらせ、外角低めで凡打もありです!打者の癖や得意球を事前に把握して攻略していきましょう。
変化を大きくさせるには?
- 蹴り足の軸足とは反対の飛び出す足の着地地点を通常より深めに掘る。
- 着地と同時にリリースをかけると落差が大きく出せます。
- ドロップボールは叩く打ち方で攻略されやすので投球後はすぐに守備体制に入れるように準備しておきましょう。塁間が短いソフトボールではバウンドが高い打球を打たれるとヒットになりかねないので予め予測しておくと対処しやすいです。
私の場合はサウスポーだったのでバッターからすると、左からボールが出てきて打ちづらい。さらに落差の角度が大きく余計に攻略しずらい。ということもあり一つ大きな武器でした。
ただし、同時にピッチャー自身の足への負担も大きいので膝の反動を上手く利用して怪我には十分注意してね!
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