【ソフトボール】スライダーの投げ方と練習方法

ソフトボールでは横回転をかけることが難しいと思われがちですが体とリストを上手く使えばスライダーは簡単に投げることが出来ます。スライダーを使えるとストライクゾーンを広く使うことができ、打者の目線を翻弄することが出来ます。また、ストレートと同じ軌道で手元で横にスライドするように曲がるので打者にとっては打ちにくいです。変化球の幅も広がり、もっと攻略することが楽しくなりますよ!まずは投げ方から紹介します。

スライダーとは?

スライダーとはそもそもどんな球なのか。野球では横にスライドしたり、縦に落ちながら曲がったりとお馴染みのスライダーですがソフトボールのスライダーは比較的変化は少ないですが投手の利き腕と逆側に曲がりながら落ちる変化球です。  基本的には打者がミートできないように外す球として使います。得意球で使い慣れてる投手はその時々で三振も取ることが出来る球種になります。

スライダーの握り方

ライズの握りで手首の向きを変えて投げる人もいますが、今回はより簡単で投げやすくチャレンジのしやすいツーシームでのスライダーを紹介します。

ツーシームスライダーの握り方

握り方は簡単で、縫い目に沿って指を引っ掛けるような形で握ります。てが大きい人は2本の指で握ってOK。手が小さくてツーシームが難しい人は3本の指を使って2本を縫い目に沿って掴み、もう1本の指で支えるような形で握るといいでしょう。

横から見るとこんな感じ。ストレートをツーシームで投げる人は特に握りを変える必要はなく、投げ方だけを意識すればいいので簡単に挑戦できるのもスライダーのいいところです。体から伝わってきた力を最終的にはリストでコントロールするのでリスト強化は必須です。しっかり鍛えていきましょう。

回転を見るために持っておきたいカラーボール

  

⑴革製               ⑵ゴム製

⑴ミズノ(MIZUNO)ソフトボール トレーニング回転チェック用

⑵ミズノ(MIZUNO)ソフトボールナガセケンコー3号ボール 回転チェック用

このカラーボールが回転を確認でするのにおすすめです。変化球はとにかく回転を意識すること!回転さえしっかり出来ていれば簡単には打たれないので特に意識しましょう。この回転ボールはスポーツ店もしくはネットでも売ってるので探してみてください。

スライダーの投げ方

スライダーは投げてる人が少ないだけに投げ方に正解はなく、それぞれに研究を重ねた色んな投げ方があります。捻りや回転を加えたり、手を離す位置などを変えることでチェンジとドロップを混ぜたチェンドロやスライダーとドロップを混ぜた落ちるスライダーなどを作ることが出来ます。

リリースした後、腕を体に巻き込む

  • 基本の投げ方はストレートと同じ(グローブ側の壁を忘れない)
  • 最後のリリースの時に手首をクイっと内側に入れる
  • そのまま手首をしならせてブラッシングする
  • ブラッシングの時に腕ごと内側に入れ込む
  • 手首を返したら回転させるように腕と手首を捕手者に向ける

足の着地位置を半歩分内側へ

  • T字の線を白線で作りT字線の上で着地位置を確認する
  • T字の線状の半歩分内側に着地をする

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※画像は例ですが、白線で擬似プレートを作り変化球ごとに着地位置を確認することで体を上手く使えるように練習することになるので理想の球を投げれるようになります。

打席に立ってもらって実践形式で投げる練習

変化球を体に覚えさせるやり方として打者に立ってもらうのが一番練習になります。また打者にとっても目が変化球に慣れてくるので選球眼を磨くことが出来るのでオススメです。

※練習の時には打者スレスレの球やコントロールの練習になるので危険球になる可能性があるので打席に立つ時には必ず防具をつけましょう。

スライダーを投げるときは特にグローブの側の腕で壁を作ることを意識する
※体が開いてしまうとボールが曲がらず変化をつけられない、コントロールができず逃げ球になるので注意

スライダーの活用方法

スライダーはなぜ有効なのか

ソフトボールではウィンドミルという特徴的な投げ方により横回転をかけるのは難しいと言われています。が逆に言えば習得さえしてしまえば自分だけの得意球として重宝します。左打者に左投手が有効なように同じ利き腕には、より有効に使えます。そしてスライダーはストレートと同じスピードで手元で鋭く外角に曲がっていくため打ち損じ、または三振を狙うことが出来るのです。打者から見るとスピードが一緒で手元に来るまでは変化球だとわからないので手を出したくなる球に見えるのです。そのためスライダーは有効に使うことが出来るのです。今現在、左打者として活躍している選手が多い中で、左投手(サウスポー)には特に使ってもらいたいオススメな球種です。

どんな場面で使うといいか

スライダーのように逃げていく球は外角が得意な打者以外には簡単には打たれず、ゴロや凡打で討ち取ることが出来る球でもあるのでファールなどでカウントを稼ぎたい時に使うのがいいでしょう。また外角が得意な打者にストレートの外角と見せかけて変化の大きいスライダーを投げたりするのもいいですね!

Kimさん
Kimさん

※スライダーのデメリット

スライダーは使い勝手がいいので重宝しますが、うまく変化を掛けきれずに抜けたり甘いところに入ってしまうと横に回転がかかっているので弾かれやすい球でもあります。その為、ここぞという場面では特に意識して注意しながら投げるようにしましょう。

どの変化球にもメリット、デメリットはありますが変化球を持っているとピンチの時に自分やチームを助けることが出来たり配球のレパートリーも増やすことが出来るのでぜひ練習して習得してみてください。

ポイントとしてはとにかく回転を意識すること!

スライダーを身につけて打者を打ち取れる投手になりましょう。

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